社交ダンスシューズを購入したのはいいもののどのようにお手入れをすればよいのか分からない、社交ダンスシューズはそんなに安くないからしょっちゅうは買い換えれないからできるだけ長持ちさせたい。
この記事ではそのような疑問にお答えしたいと思います。
社交ダンスシューズは2足以上準備する
社交ダンスのシューズは消耗が早く、すぐに汚れてしまったり靴底が摩耗して使えなくなってしまいます。
後述するようなお手入れでできるだけ長持ちさせたいのですが、もう一つ長持ちさせる方法があります。
2足準備しておくのです。
ダンスを踊り終わった後のシューズは汗を大量に吸収しているのでお手入れしても十分に汗を抜くことが出来ません。
2足準備し、毎日交互に使うとシューズを十分に休ませることが出来るので寿命が通常より延びます。
さらに練習用と本番用(競技用、デモンストレーション用)に分けておくのもおすすめです。
練習用が使い物にならなくなる→本番用を練習用にする→本番用を買い換える
という風にすると本番で新品を使えて、練習用も長持ちしますね。
社交ダンスシューズのお手入れ方法
練習をすると当然、シューズの至る所が消耗していきます。
表面は見た目の美しさが損なわれ、内部は臭くなり、靴底はテカテカになって滑るようになってしまいます。
シューズは消耗品なのである程度はしょうがないのですが、できるだけ長持ちさせるためにも普段からお手入れをしておきましょう。
表面のお手入れ
表面のお手入れは競技会やデモンストレーション用のシューズでは見栄えに関わってきますのでお手入れが必要です。
練習用には必要ないでしょう。
エナメル
エナメルシューズは男性のボールルーム用に使われています。
もともと舞踏会などのフォーマルな場で靴墨で女性のドレスを汚してしまわないようにエナメルが使われていました。
ボールルームの場合、女性のドレスの長いのでエナメルシューズが使われているのです。
なのでエナメルシューズのお手入れに色の付いたシューズクリームを使うのはご法度です。
次の方法でお手入れをしましょう。
- エナメルが傷つかないように柔らかい布で表面のホコリを落とす
- 柔らかい布でクリーナーを塗り汚れを落とす
- エナメル用クリームを塗る
- 乾いた布で拭くとピッカピカです。
クリーナー
エナメル用クリーム
革
革のシューズに関してはエナメルやサテンのシューズと違い汚れは目立たないので、そんなに神経質にならなくても良い気がします。
柔らかい布で拭き取るくらいで十分でしょう。
ドレスを汚してしまう可能性があるのでくれぐれも靴墨などは使わないようにしてください。
サテン
女性用のヒールやサンダルは表面がサテンで出来ているものが多いと思います。
そしてサテンは汚れやすいし目立つし、その汚れも落ちにくいというのが特徴です。
サテンのシューズは汚れる前に防止することのが一番良いと思います。
ダンスシューズ専用の汚れ防止テープ(シューズバン)が売っているのですが、養生(ようじょう)テープで代用できます。
養生テープは粘着力が弱く剥がれやすいのが特徴で、シューズに貼ってもベタベタになりにくいのです。
とはいっても長時間貼るとベタベタになるので練習ごとに貼りなおしましょう。
ちなみにサテン小さい汚れなら消しゴムで落ちます。小さい汚れなら。
優しく時間をかけてゆっくりとこすりましょう。
ところが大きな汚れを消しゴムでこすると逆に広がるので諦めましょう。
サテンの場合は汚れ防止が基本です。
内部のお手入れ
内部のお手入れは練習用、競技会、デモンストレーション用すべてのシューズで重要です。
ダンスシューズを使うと汗をかくのでお手入れをしておかないと臭くなってしまいます。
シューズを履く前と後には靴用の消臭スプレーを一吹きします。
殺菌効果があり、さらさらパウダーなどが入っていてムレを防いでくれるものがいいでしょう。
そして保存はシューズ袋や箱などのこもったところに入れず、湿気のこもらないところに出しておきましょう。
その際に消臭効果のあるシューズキーパーも入れておくとなお良いですね。
こちらの記事も参考にしてください。
靴底のお手入れ
ダンスシューズの場合は靴の底のお手入れが最も重要です。
汚かろうが臭かろうが底の手入れができていれば踊れます。
ダンスシューズの裏側は革を起毛させたスウェードと素材です。
ダンスを踊るための滑り止めの役目をしてくれるのですが、ホコリが付きやすいうえに使っているうちに摩擦で起毛がなくなってしまいます。
ワイヤーブラシなどで軽く磨きホコリを落とし、起毛させるようにしましょう。
練習場などでものすごくガリガリゴリゴリしている方を見かけますが、あれはお手入れとして効果的ではありませんし靴の消耗を早めてしまうのでおすすめしません。靴底もブラシもボロボロになるだけです。
軽くでいいですからね。
そしてダンス専用のブラシは鍵状になっていて引っ掛けが強すぎてしまい、これも消耗を早めてしまいます。安いワイヤーブラシで十分でしょう。
また練習前にヒマシ油を塗っておくと靴底が柔らかくなり滑り止めの効果を長時間発揮してくれます。
水で濡らすのは革の寿命を早めるだけですし、滑り止めも一時的にしか効果がないのでやめておいて方が良いですよ。
番外編:水洗い
番外編というか余談ですが、僕の友人に水洗いをしている人もいました。
洗剤&ぬるま湯で洗って軽く乾燥機にかけて、日陰に干しておくそうです。
僕はやったことないですが、その友人によると汚れや匂いにはかなり効果的だそうです。
靴底は壊滅的になるのですが、ヒマシ油を塗って革が柔らかくなり滑り具合に問題ないそうで練習用としてはこの方法は有りかもしれません。
僕はしませんが。
社交ダンスシューズのお手入れ:まとめ
社交ダンスシューズもそんなに安くはないので何度も買い換えるよりこまめにお手入れをしたほうが経済的です。
とはいえ、破れたり靴底がテッカテカになってしまったら買い替えてしまいましょう。
あくまで消耗品ですから。
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