学連に所属していた経験のある方ならわかるかもしれませんが、練習のほとんどを基礎に費やされます。
その基礎練習の量は尋常をではありません。合宿では泣き出してしまう子もいます。
そんな学連で最も恐れられている基礎練習「BOX(ボックス)」がボールルームようこその第1巻でちょこっと紹介されていました。
今回は学連流ボックスのやり方をマンガ「ボールルームようこそ」から学んでみます。
社交ダンスのボックスとは!?
たたら「ボックス・・?」
たまき「うーん 滅多にやらない基礎練っていうか・・・・」
たまき「とにかくさっきの三歩のステップを時計回りに90度角で繰り返すんだけど・・・
たまき「部活なんかじゃ体力作りにみんなで並んでやったりして・・・」
「ボールルームようこそ」第1巻-P61-P62より
たまきさんの言っている「さっきの三歩」はナチュラルターンのことですね。
男性・右足前進→左足横へ→右足閉じる
女性・左足後退→右足横へ→左足閉じる
という3歩のステップを90度回転して踊ります(教科書に記載されているナチュラルターンの回転量は90度ではありません)。
続いて、男性と女性のステップを入れ替えて、
女性・右足前進→左足横へ→右足閉じる
男性・左足後退→右足横へ→左足閉じる
更にこの3歩も90度回転します。
合計6歩ステップすると最初の向きと反対の方向を向いているのが理解できるでしょうか?
さらに同じステップを6歩踊ると最初と同じ位置に戻ってきます。もちろん最初と同じ向きです。
合計12歩で四角い軌道を描いて戻ってくるということになります。
四角い軌道なのでBOX(ボックス)とかボックスのナチュラルターンと呼ばれています。ちなみに逆足で逆回りに踊るとボックスのリバースターンになりますね。
学連ではボックスを何曲も・・・
たたらくんはこの後一晩中ボックスをやっていたいました。さすがにこれはオーバーに作っったマンガの世界感がありますが、学連では合宿時に1時間以上ノンストップでボックスを踊り続けるのです。
ぼくなんかは1曲でギブアップしてしまいますが、いろんなテクニックを意識すると1曲ももたないかもしれませんね。
それを学連時代に無理やりやらされるできるというのはダンサー人生の大きな財産になるでしょう。
たまきさんは「滅多にやらない基礎練」と言っていますが、個人的には上達する上でこういう基礎練はかなり大事だと思っています。
テクニックを知らない学連の下級生もそれだけの量をすれば何か身につくはずです。たぶん。
基礎練習ボックス:まとめ
いかがでしたか?
ボックスの方法が理解できたでしょうか。詳しいテクニックを語りだすと止まらなくなりそうなので、できるだけ分かりやすく小分けにして記事にしていきます。
そしてボックスだけでなく基礎練習の方法も多数ありますので、そちらの方も随時アップしていく予定です。
ちなみに今回のボックスのシーンは大人気社交ダンスマンガ「ボールルームようこそ」の第1巻から引用させていただきました。
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