ブログのネタとして使えそうなものや自分の勉強のために毎月10冊くらいの本を読むのですが、今回は狙い通りにはいかなかったようです。
ちなみにこぐむしの書評は、社交ダンス上達の手助けになる情報、をコンセプトに書いています。
今回読んだ『伝え方が9割』は「リーダー・パートナーへの伝え方で練習の効果は変わるのではないか?」「コミュニケーション能力向上のヒントはないか?」というようなことを期待しつつこの本を手に取りました。
第2章『「ノー」を「イエス」に変える技術』などは少し近い部分はありましたが、少し期待した内容とは違ったようです。
しかしこの『伝え方が9割』は社交ダンサーの方にはかなり役に立つのではないかと思たので紹介します。
社交ダンサー流「伝え方が9割」の読み方
オーナーに留学への許可をもらえない方
個人的な性格なのですが、自身の社交ダンス上達のためにダンス教室へ所属しているのに留学の許可がもらえないのなら辞めてしまえ、と思ってしまいます。
とはいえ、なかなか簡単なことじゃありませんし、ダンス教室へ所属する理由は他にもあるでしょうから辞めるわけにもいきません。
ここは第2章の『「ノー」を「イエス」に変える技術』を使ってみることにしましょう。
「イエス」に変える「7つの切り口」を紹介してくれていますが、このあたりが役に立ちそうです。
「イエス」に変える「7つの切り口」
- 相手の好きなこと
- 嫌いなこと回避
- 選択の自由
- 認められたい欲
- あなた限定
- チームワーク化
- 感謝
『伝え方が9割』P89
オーナーはなぜ留学の許可を出してくれないのでしょうか。おそらく売上を落としたくないからです。
「7つの切り口」の2.嫌いなこと回避を駆使してみましょう。
売上を落とさず留学へ行くことができれば良いのです。
レッスンの代わりをしてくれる先輩や後輩を見つける、留学へ行く前後では営業時間外でもレッスンをするなど、オーナーの嫌いなことを回避できれば留学の許可がおりるかもしれません。
社交ダンサーの多くの方が個人事業主ではあるのですが、教室に所属している責任を追う必要がありますね。
デモンストレーションの出演者を増やしたい方
ボーナスの出ない個人事業主プロ社交ダンサーにとってデモンストレーションの出演者が少ないことは死活問題になってきます。オーナーからのプレッシャーもあるでしょう。
魅力のあるダンスを踊っていれば自然とデモンストレーションの出演者は増えてくるとは思いますが、若手の頃はなかなか増えづらいものです。
ここでも先程の7つの切り口が使えそうです。
1.好きなこと「きれいなドレスに身を包みたくはないですか」など
3.選択の自由「デモンストレーションとミニデモもあります」など
4.認められたい欲「これまでの上達をフロアで発揮してみませんか」など
5.あなた限定「あなたとなら素敵なデモンストレーションが踊れそうです」など
6.チームワーク化「一緒に観客を魅了するデモンストレーションを踊りましょう」など
などの切り口があるのではないでしょうか。
もちろん口先だけになってはいけません。心から伝えるのが肝心です。
社交ダンスブログを書いている方
今やプロのダンサーだけでなく様々な形で社交ダンスブログが存在しています。
この「こぐむし」もそのうちの1つです。
家で日記を書くのではなく、なぜウェブ上に公開するのでしょうか。
それはより多くの方に読んでいただきたいからなのです。読まれたくない方はウェブ上に公開しませんよね。
有名なダンサーでない限り、ブログを書いているだけでは読まれることはありません。
ブログを公開しても、Twitterでつぶやいてもクリックされないのはなぜか?
読みたくなるタイトルになっていないのです。
少しは恥ずかしいですが、こぐむしを例に上げてみましょう。
このブログの書評記事は「社交ダンス上達の手助けになる情報」を世の中に伝えて、日本ダンサーが世界のファイナルという舞台で踊っている姿を見たい(最近考えました)、という思いで書いています。
そしてその他にもいろいろな記事があり、検索エンジンから月間数万人の方に読まれています。そしてブログを公開すると右サイドバーに「最近の投稿」として表示されます。もちろんトップページにも表示されます。
つまりこのブログを読んでいる数万人の方には公開したばかりの記事のタイトルが目に入っているはずなのです。
しかしそのすべての方に新着記事が読まれているわけではなく、そのクリック率は数%でしかありません。
そこで参考になったのが本書の第3章『「強いコトバ」をつくる技術』です。
本書では、「強いコトバ」を、人の感情を動かすエネルギーのあるコトバと捉えています。
(中略)
気になるコトバ、心に/記憶に残るコトバ、思わず文章の先を読みたくなるコトバを、意識してつくることができるようになります。
『伝え方が9割』P119
思わず先読みたくなるコトバ、ここに読まれるようになるためのタイトルの付け方のヒントを見つけました。
「強いコトバ」をつくる5つの技術
- サプライズ法――超カンタンだけれど、プロも使っている技術
- ギャップ法――オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術
- 赤裸裸法――あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術
- リピート法――相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術
- クライマックス法――寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術
『伝え方が9割』P181
1つ1つ詳しく読んでいくと、こんな技術があったのかと驚かせれるばかりです。これらの技術を駆使して読者の方が読みたくなるようなタイトルを作ってみてはいかがでしょうか。
僕自身まだ本書を読んだばかりで実践できていませんが、少しずつ応用しより多くの方に情報をお届けできれば良いと思います。
伝え方が9割:まとめ
『伝え方が9割』を読み終わった時に思っていた内容と少し違っていて記事にできないかなぁと思いましたが、社交ダンサーに役立つ内容が盛り沢山でした。
この記事では本書の表面上の部分しか紹介していませんが、お役になてるかと思います。
超有名な本なのでどこの書店でも売っていると思います。紹介した内容以外にも役立つ内容盛り沢山です。1度読んでみてはいかがですか?
社交ダンスカップル間のコミュニケーション力についてはもう少し勉強してから記事にしたいと思います。乞うご期待!
コメント