デモンストレーション出演にしろ競技会の成績向上にしろ社交ダンスには様々な練習法があります。
シャドー練習やテクニックの基礎練習、自分たちのビデオ撮り、トップダンサーのビデオ観戦、ダンスから離れて筋トレなど様々ですが、最終的な目標はより良く踊ることです。
このように踊るために様々な練習方法があるのです。
その踊りのための踊る練習、踊り込みについて語っていきます。お付き合いください。
踊り込みの必要性
先程も言ったように社交ダンスには様々な練習方法があります。
それらの練習はどれも踊るためにしているものですよね。
誰が言ったのか知りませんが、実践に勝る練習は残念ながらないそうです。
もしかしたら1次予選で敗退してしまうかもしれないという悩みもあるかもしれませんが、競技会に出ないと気づかない点もあるし、場数を踏むことで経験値を高めていくのは上達への近道なのです。
かと言ってデモンストレーションや競技会に毎週出場するのは少し難しいですね。競技ダンスの世界だとアマチュアの場合社交ダンスばかりやっている暇もないし、プロの場合でも出れる競技会に団体等の制限があります。デモストレーションは毎週出演していたらお金が・・・。
でも経験を積み、社交ダンスの上達をしたい!そこで実践に近い形で実際に踊って踊って踊りまくろうというのが、踊り込みなのです。
踊りこみが重要だということがわかっていただけたでしょうか。
どのくらい踊り込むのか
さてさて踊り込みというとどのくらい踊るのでしょうか。
現在、社交ダンスはプロ・アマ、技術団体やサークルなどの小さいものも含めればかなりの数の団体があります。
そういった団体で踊りこみの場を提供しているところはかなりあります。いわゆる練習会というやつですね。毎日各所で行われています。
どのくらいのペースで踊り込みに参加するか
毎日行われているのでレベルや体調に合わせて踊り込むのは成長の糧になるはずです。しかし踊り込みは途中で敗退することがないので、かなりの数踊ることになります。
練習会などで踊りすぎて怪我をしたり体調を崩したりで練習できないようになったら元も子もないので週に1回くらい参加するといいでしょう。
競技会の前だと週に2〜3回参加してもいいのではないでしょうか。
プロの場合だと他のところに参加しなくても自分のスタジオで好きに音楽を流して踊り込みの練習ができるので調節しやすいですね。
踊り込む曲の長さは?
競技会に向けた踊り込みだと1曲2分位がいいでしょう。実際の競技会だと1分30秒〜40秒くらいなので少し長めに設定しておくのがオススメです。
競技会が楽になりますよ。
1ラウンドをワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、スロー、クイックの順番にし、1予選から決勝戦まで踊ることを設定したら、5〜6ラウンド踊り込むといいでしょう。インターバルは1種目間は30秒以内、ラウンド間は1分以内です。
もちろん出場する競技会によって種目や量は変更しても大丈夫です。ラテンの競技会に出るにワルツを踊っても意味無いですからね。
最後はスタミナが勝負!
某世界チャンピオンが言っていました「一番大事なのはスタミナ」だと。
先ほどの踊り込みを1ラウンドしてみるとわかりますが、初めてのカップルにとってはかなりハードです。
2ラウンドすると思うように体が動かなくなります。イライラしてきて相方に文句を言いたくなります。頑張ってください。
3ラウンドで吐き気を催すでしょう。社交ダンスが嫌いになるカップルもいるかもしれません。スタミナが限界に来ています。
4ラウンドで気持ちよくなってきます。きました、これがダンサーズハイです。3ラウンドで引退しなくて良かったです。
この状態になれば5ラウンド目もいけちゃいます。(翌日は全身筋肉痛です。)
このように限界を超えることでスタミナがついてきますし、精神的にも強くなります。
ここまで踊ったんだと自信を持って競技会に望めば、あなたの成績は向上することは間違いなしです。
頑張れ、ダンサーたち!
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