社交ダンスの練習効果を最大限まで引き出す「時間術」とは?

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競技ダンスへの取り組み方は千差万別、人それぞれだと思いますが、うまくなりたい!という気持ちは誰もが持っているのではないでしょうか。

上達することを目的に練習やレッスンに励んでいることと思います。

しかし練習していてもなかなか集中できない成果をあまり感じない、と思うことはないでしょうか。

社交ダンスの練習をいつ?どのくらい?やるのかにかかっているかもしれません。

精神外科医の樺沢紫苑先生の著書「脳のパフォーマンスを最大限まで引き出す 神・時間術」がその答えを教えてくれます。

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脳のゴールデンタイム

朝の起きてから2,3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれていて、高い集中力が発揮できる時間帯なのです。

脳科学的に最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それに合った仕事をすることで、仕事の効率を2倍以上に高めることが可能なのです。

(中略)

夜に書く(著者の仕事である英語論文)のと比べて午前中に書くことで、スピードが2倍になると同時に、文章のクオリティも2倍近くアップする。効率でいうと4倍くらいの効率になったのです。

『神・時間術』P28

本書で紹介しているのは執筆作業の話ですが、集中力の必要とする社交ダンスの練習も同様のはず。

苦手の克服、得意なことをさらに伸ばす、踊り込み、基礎練習などその時期によって集中力を発揮しなければいけない練習内容は変わってくるかもしれませんが、午前中の練習は夜の練習より4倍も効率が良いということです。

 

とはいえ、起きてから2,3時間の間、午前中に練習するなんてプロのダンサーにしか出来ないことですよね。残念ながら。

自由に使えるスタジオもなくダンス以外の仕事をしているアマチュアダンサーの方はいつ?ではなく、どのくらい練習するのかで集中力を発揮できます。

15・45・90の法則

集中力の持続時間については色んな意見があるそうですが、最大限の集中力を持続するのは15分が限界だそうです。

練習時間を15分で区切るには短すぎるのでは?という疑問が出てきそうですが、僕もそう思います。

これは集中の深さの問題で、最も集中した状態を持続させる限界時間が「15分間」だと僕は解釈しています。

練習では、15分間最大限集中して一旦頭を整理する、を3回繰り返し45分で1度休憩を入れてみてはいかがでしょうか。集中力の波を作りながら45分間を1単位として練習するのです。小学校の授業のように。

これを2回すると90分になります。本書でも書かれていましたが、サッカーの試合のようなイメージです。

準備体操、整理体操、途中の休憩でストレッチなどをすれば、1日の練習時間は2時間〜2時間半くらいになるのではないかと思います。

 

ちなみに15・45・90は人それぞれだそうです。別の本には20分とか25分と書かれていましたし、本書でも自分の集中力が持続する時間をつかむことが重要だと言っています。

制限時間仕事術

そしてもう1つ時間の使い方で大事なのは「時間を区切る」ということです。

人は追い込まれると、脳内でノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは、集中力を高め、学習能力を高め、脳を研ぎ澄まします。結果として、脳は最高のパフォーマンスを発揮するのです。

『神・時間術』P97

火事場の馬鹿力的なやつですね。

多くの人が経験があると思うのですが、夏休みの宿題を最後の1日で終わらせることができるのも、締切があり集中力が増してくれるからなのです。

社交ダンスにおいても練習時間が無限にある場合はノルアドレナリンは分泌されません。

練習時間が無制限、という状況はほとんど無いと思いますが、ダラダラ長時間練習するよりも、今日は〇〇時まで!と決めて集中したほうが練習の効果も良くなるはずです。

神・時間術:まとめ

時間は全員に平等にあるものですが、使い方によって4倍も効率が良くなります。

せっかくの練習が無駄な努力にならないように、是非この「神・時間術」を実践してみてください。

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