集中力がない人は練習の成果が上がらない。集中力を身につける方法

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ビジネス、学生、スポーツ、あらゆる世界で注目を集めているメンタリストDaiGoの「自分を操る超集中力」がマンガ版となっていたので読んでみました。

社交ダンスの練習で集中力が持続しない、レッスンで習ったことをすぐに忘れてしまう、といった悩みを耳にすることがよくあります。

僕自身も社交ダンスの練習を毎日していたダンサー時代もそういった悩みはありました。

シャドー練習の時は30分位しか集中できなかったし、練習のはじめの「さあ、練習するぞ!」と気合を入れるのに時間がかかったり、練習中にダンスに関係のないことを考えてしまったり、集中力にかけることは頻繁にありましたよ。

「マンガでよくわかる 自分を操る超集中力」はそういった集中力に関する悩みの原因を教えてくれ、解決へと導いてくれます。

集中し効率よく練習しなければ社交ダンス技術の向上にはつながらないので、集中力を身につけることは必ず必要です。

ということで内容をご紹介しましょう。

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集中力の源「ウィルパワー」とは?

まず最初に覚えておいてほしいのは「ウィルパワー」という言葉です。

ウィルパワーは思考や創造性、感情をコントロールする力で、集中力の源と言われています。

そしてこのウィルパワーにある2つの特徴を本書から引用すると、

ウィルパワーには、2つの特徴があります。

  • ウィルパワーの総量には限りがあり、集中力を使うことによって消耗していく
  • ウィルパワーの出どころは1つしかない

とくに重要なのは2つ目の「ウィルパワーの出どころは1つしかない」という点です。

『マンガでよくわかる 自分を操る超集中力』P42

集中している「何かをしている時」だけではなく「何かを我慢している時」や「何かをしようとしている時」にも同じウィルパワーを消費してしまうのです。

極端な例をあげると、トイレに行くのが面倒で我慢しているだけでウィルパワーを消費し、減少してしまったウィルパワーをもって社交ダンスの練習をしても集中力は持続しにくい、ということになってしまいます。

尿意を感じたらすぐにトイレに行ったほうが、その日のウィルパワーを無駄にしないで済みますね。尿意の我慢と練習の集中力に同じウィルパワーを使うのには驚きです。

集中力を持続するにはこのウィルパワーの消費をうまく節約しなければいけません。

スティーブ・ジョブズが公の場に現れる時にいつも同じ服装をしていたのは有名な話ですね。判断しなければいけないことが多いので無駄にウィルパワーを消費しないようにしていたのです。

人は選択肢が多く決断しなければいけないことが多いと、それだけウィルパワーを消費してしまうので、社交ダンスが命だという人はそれ以外の迷いなどは一切排除する必要があるのかもしれません。

第2章-3「集中力は、口にするもので決まる!」

脳に栄養が行き届かないとうまく働いてくれません。

脳に必要なエネルギーであるブドウ糖が不足する前に食事により摂取しなければ、脳が栄養不足となり思考力、行動力や当然集中力も低下してしまいます。

「低GI食品」と「間食」がキーワードとなってきます。

「GI」というのは食べた直後の血糖値の上昇具合を示すもので、急激に上昇する食べ物を「高GI食品」、ゆるやかに上昇していく食べ物を「低GI食品」と呼んでいます。

血糖値の下降時に集中力は途切れてしまうのですが、「高GI食品」の食べ物で急激に血糖値を上げてしまうと血糖値の下降も急激になってしまうのです。

なので集中力を持続するための食事として優秀なのが「低GI食品」なのです。

そこで「高GI食品」と「低GI食品」をまとめておきます。

高GI食品

  • 食パン
  • 白米
  • フランスパン
  • かぼちゃ
  • じゃがいも
  • 練乳
  • アイス
  • あんこ
  • チョコレート
  • 砂糖類

低GI食品

  • 玄米
  • 全粒粉パン
  • 春雨
  • キノコ
  • もやし
  • ほうれん草
  • りんご
  • キウイ
  • オレンジ
  • 肉、魚介類
  • ナッツ類
  • チーズ
  • ヨーグルト

という感じでしょうか。

また「間食」もブドウ糖をうまく補給するのにはかなり有効的です。

本書ではナッツ類を推奨しています。低GI食品なのに加え、集中力に必要な栄養素が方部に含まれているのです。ポジティブ思考につながるオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸の効果も期待できます。

疲れを軽減させる

集中力の低下は前述の「ウィルパワー」の消耗が唯一の原因なのですが、体の疲れや心の疲れでさえも脳が「脳の疲れ」と思い込み集中力にブレーキを掛けてしまうのです。

肉体的、精神的、神経的などの疲労を回復させることは間接的に集中力、ウィルパワーの回復にも繋がってきます。

そこで重要になるのは「睡眠」です。

睡眠不足は、脳科学的に言うと「軽度の前頭葉の前野機能障害」に分類されます。
簡単に言えば、脳が酔っ払っている状態です。さらに睡眠時間が6時間未満の慢性的な睡眠不足のとき、人は普段よりも外部からのストレスや刺激に過剰に反応しやすくなります。するとわずかな物音が聞こえても意識がそちらに向いてしまい、集中力が長続きしません。

『マンガでよくわかる 自分を操る超集中力』P127

社交ダンスを踊っている時に別のことを考えたり、気にしたりしてしまうのは睡眠不足が原因なのかもしれません。

睡眠時間を削って練習してしまうのは体の回復もできず、集中力の低下にもなってしまい何もいいことはありません。

練習時間を変えるだけでパフォーマンスは上がる!

朝練に切り替える

早起きは3文の得、というのはよく聞きますが、脳科学の研究においても朝起きてからの2時間の間に脳はクリエイティブな力を発揮することがわかっているそうです。

特に朝食を取った後の30分が重要だと言っています。

この30分の間に1日のスケジュールをするのはいかがでしょうか?クリエイティブな時に計画したスケジュールは1日のウィルパワーの消費を節約する助けになるのでかなり重要だと思います。

またこの朝食後30分の超集中力は4時間持続することがわかっているので、この時間を練習にあてられると自動的に集中力が高められますね。

30分の積み重ねで成果を上げる「ポモドーロ・テクニック」

作家のフランチェスコ・シリロによって考案されたのもみたいで「25分の集中と5分の休憩を繰り返す」というポモドーロ・テクニックを紹介しましょう。

集中力が持続する時間が短いという悩みがある人におすすめです。

25分練習して5分休憩する、というだけなのですが、守って欲しいルールがあり「やることに注目する」ということです。他のことはしませんし、考えません。

フットスピード、スウィング、ヒップムーブメント、フットワークなど様々なダンステクニックがありますが、集中するのは1つです。休憩の前後でも集中する内容を変えないようにします。

24分練習して、あと5分くらい練習したい、と思っても25分で一旦休憩に入ります。

途中でやめることで「もう少しやりたかった」と次の練習への集中力を高めてくれます。

また時間が25分しかないので「締め切り効果」も期待できますね。

ダラダラ長く練習しても集中できないと効果はありません。ウィルパワーは無限には無いということを思い出してください。

集中力を身につける方法:まとめ

長くなってしまいましたのでまとめます。

  • ウィルパワーを知る(総量に限りがあり、出どころは1つ)
  • 「低GI食品」と「間食」栄養を絶やさない
  • 疲労感を軽減する
  • 朝練にする
  • ポモドーロ・テクニック(25分の集中と5分の休憩)

本書にはもっとたくさんのテクニックが紹介されていましたが、僕の集中力が切れてきたので社交ダンサーに必要だと思ったことをまとめるとこれくらいになりました。

3000字以上の記事になってしまいました。

できるだけ簡単にまとめられるよう努力しているのですが、長くなってしまいました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。何かお役に立てたのなら幸いです。

コメント

  1. こんにちは。ダンサーのJINです。
    今回の「集中力」について、25分と5分のやり方は効果が高いと感じました。

    朝練、疲れ軽減にもとてもプロダンサーとして共感できます。
    美しいダンスをするには、美しい体が必要だって信念があるからです。

    ブログ応援&楽しみにしてますね!

    僕もプロのダンサーとして、社会ダンスの価値を広げて知ってもらうためのブログを書いてます。

    では、またお邪魔します^ – ^!

    • こぐむし こぐむし より:

      JIN様
      こんにちは。コメントありがとうございます!
      集中力をどれだけ高めるかで練習の効果は違いますよね。
      別の分野であれプロのダンサーに共感していただけて感激いたしました^^

      ブログ拝見しました!
      勉強になる記事が多く、即ブックマークに追加しました。
      ブログ楽しみにしています!!