著書「7つの週間」に社交ダンスを学ぶ!

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ダンサーの中には本をよく読む方も多いのではないでしょうか。

トレーニング論や生理学の本はダンス技術に直接影響を与えてくれそうですね。知り合いのダンサーにも筋肉や関節に精通した方も多くいます。

ただ、他のスポーツと違い社交ダンスや競技ダンスはあまりメジャーではないので、ダンスを専門にした本は少ないように感じます。野球やサッカーはものすごい多いんですけどね。。。

しかしそのような本でなくとも社交ダンスを学ぶことはできるのです。

今回は超有名著書「7つの習慣」を紹介したいと思います。

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著書「7つの習慣」とは?

「7つの習慣」はビジネス書として全世界で売上を伸ばし続けています。

ビジネス書ではありますが、ビジネスマンだけではなく主婦や学生などあらゆる人の人生を充実するよう導いてくれると言われています。

「7つの習慣」は大きく2つのテーマ「自立」と「相互依存」の大切さを強調し、さらに7つ原則を習慣化することで個人、家庭、組織を成功に導いてくれるという、そういう本です。

  1. 主体性を発揮するー自己責任の原則
  2. 目的を持って始めるー自己リーダーシップの原則
  3. 重要事項を優先するー自己管理の原則
  4. Win-Winを考えるー人間関係におけるリーダーシップの原則
  5. 理解してから司会されるー感情移入のコミュニケーションの原則
  6. 相乗効果を発揮するー創造的な協力の原則
  7. 刃を研ぐーバランスの取れた自己最新再生の原則

本書は以上の7つの習慣を普遍的な原則として取り扱い、様々な場面での根本的な解決方法を教えてくれます。

もちろんこの「7つの習慣」は社交ダンス・競技ダンスにも活かすことができるという確信もあります。

「7つの習慣」を社交ダンスに取り入れる

それでは7つの習慣を1つずつ見ていき、社交ダンス技術向上に取り入れていくことにしましょう。

1.主体性を発揮するー自己責任の原則

「第一〜三の習慣」では自立についての習慣です。

 

社交ダンスの練習場に行くと喧嘩しているカップルをよく見かけます。

社交ダンスの喧嘩といえば「あなたのリードが伝わらないのよ!!」「てめぇがしっかりフォローしろ!!」など、リードやフォローについてのバトルがほとんどではないでしょうか?

しかしリードやフォローというのは相手がいて生まれるもので自分自身ではコントロール出来ないですよね。

自分自身のコントロールできることに意識を向け、自分の責任を認識することが効果的で周りにも良い影響を与える、というのが「第一の習慣」です。

社交ダンスの場合に置き換えると「もっといいフォローすれば(主体的)、相手がもっとダイナミックに動ける(相手への影響)」「的確なリードをすれば(主体的)、美しく踊ることができる(相手への影響)」という風に考えてはいかがでしょうか。

2.目的を持って始めるー自己リーダーシップの原則

この章の冒頭では自分の葬儀を想像し参列者に自分の人生をどのように言ってもらいたいか、という風に問いかけられますが、このブログでは社交ダンスの最終目標を考えてみましょう。

競技選手の場合、全日本チャンピオンになる、世界のファイナリストになる、A級になる、セグエを踊る、統一のファイナリストになる、という競技成績の目標を持っている人は多いかもしれませんね。

今日はもっと深く考えてみることにしましょう。

なぜ”その目標を達成したいのか”ということです。

どのような踊りをしたいのか、どんなふうに見られたいのか、観客からはどのように言われたいか、仲間やライバルたちからは?など考えてみてください。

社交ダンス(特に競技ダンスの分野で)は周りからみてもらい評価を受けて成り立っています。

自分の目標だけを達成していても虚しいだけです。家族、パートナー、観客、仲間といった周りの影響も目標を立てる上で考慮しなくては本当になりたいダンサーにはなれないかもしれません。

もちろん社交ダンスの目標を自分のパートナーに伝える必要がありますね。

3.重要事項を優先するー自己管理の原則

家を建てる時のことを考えてみましょう。まず設計図を書いて、それから家を建て始めますよね。

設計図を書くというのは「第二の習慣」です。「第三の習慣」では実際に家を建てることについて学べます。

目標を達成するために何をしなかればならないのか、簡単に言うとスケジュール化するということです。

掲げた「社交ダンスをする目的」を思い出してみましょう。どのような踊りで、周りにどう見え、どのような成績を収めたいのか。

その目標・目的に向けて今必要なものは何なのか?体力がなければ踊り込みや走り込み、体幹が弱ければトレーニング、ダンスの知識が必要ならレッスンを受ける、柔軟性ならストレッチなどなど例を出せばキリがありません。

自分の将来踊りたい踊りを考えて重要なことに集中して練習しましょう。ダンスの練習だけが全てではありません。

スケジュールはいきなり1日単位で計画すると詰め込みすぎしまう危険性もあるので、「第2の習慣」で目標が決まったら、年単位、月単位、週単位と長期間のスケジュールから順番に計画することも重要です。

 

また今、自分に使える資源を知っておくことも必要ですね。

レッスンや留学に金銭的にいくら使えるのか、人脈についてもダンスの先生だけでなくトレーナーの方と知り合っておく必要性も考えられます。

4.Win-Winを考えるー人間関係におけるリーダーシップの原則

「第四〜六の習慣」は相互依存についての習慣です。本当の意味での相互依存は自立を成し遂げた人の上にしか成り立ちません。不安な方は第一〜三の習慣をもう一度読み返して自立に向かってみてください。

 

それでは「第四の習慣」を社交ダンスに取り入れてみましょう。

Win-Winという言葉を聞いたことがあるかもしれません。「自分も勝ち、相手も勝つ」という考え方です。

Win-Lose、Lose-Win、Lose-Lose、Winという考え方があります。場面によってこの考え方は違ってきますね。

社交ダンスの競技会では当然、勝者と敗者がいるのでWin-Loseになります。

今回は社交ダンスで最も大事なパートナーシップについて考えてみます。

Win-Winの結果を得るために「7つの習慣」では次の4つのプロセスを勧めています。

  1. 問題を相手の立場から見る。本当に相手を理解するように努め、相手と同じくらい、あるいはそれ以上に、相手のニーズや心配・関心を表現する。
  2. 対処しなければならない課題と関心事(立場ではない)を明確にする。
  3. 完全に納得できる解決には、どういう結果を確保しなければならないかを明確にする。
  4. その結果を達成するための新しい案や選択肢を打ち出す。

『7つの習慣』p345

第一の習慣では自分のコントロールできることで相手に良い影響を与えるように努めましたが、その上で第四の習慣では相手との関係をより良いものにしていきます。

踊りがうまくいかないからただ怒鳴り散らしたり相手のせいにするのではなく、相手の意見や立場を考えともに問題を解決することが、成功への近道です。

5.理解してから理解されるー感情移入のコミュニケーションの原則

第五の習慣は第四の習慣とかかってますね。コミュニケーションについてです。

ダンサーの皆さんなら組んでいるダンスパートナーと協力して成績を残したい、と思うことはごく自然なことです。

しかし、いざ練習になると喧嘩になってしまいなかなか上手くいかない、というカップルをよく見かけます。

リードがどうとか、フォローがどうとか毎回同じ議論を繰り返していると予想できます。

相手に自分の注文を押し付けてばかりで、相手の言いたいことを聞いていないのではないでしょうか。

無視、聞いているフリ、選択して聞く、注意して聞くという4つのレベルで聞くということをしていると思います。注意深く聞くというのはかなり相手の言葉に集中できていますね。

ここでは更に上の段階、感情移入して聞く、ということを取り入れてみましょう。

感情移入して聞くというのは相手の言葉をただ聞くのとは大きく異なります。理解する以上のことです。

発する言葉というのは言いたいことを伝えきれるものではありません。まして他人の言葉です。

話すトーンやボディランゲージを読み取り相手の伝えたいことを感じるようにしてみましょう。

これができればパートナーシップは完璧です。練習で喧嘩することなんてなくなるでしょう。

6.相乗効果を発揮するー創造的な協力の原則

ここまで紹介してきた第五までの習慣はこの第六の習慣のための準備になっています。

自分とダンスパートナーとは当然違う人間です。なので考え方や得意な能力など違います。そもそも性別も違います。

違う意見を尊重するのは相違点こそが自分の知識を増加させることができるものだ、と理解することです。

違う意見があるからカップルでのダンスが成長することを認識してください。極端な見方をすると、同じ意見のダンスパートナーとは発展性がないですよね?

第五までの習慣を読んで理解しているなら、練習で意見の相違があっても悩みの種である喧嘩にはならないと思います。

お互いの相違点を尊重して理解すれば、より良い案を導き出せるでしょう。

 

ここまでの原則が習慣化したならばダンスのカップル間の信頼感はかなり高いものになっていることでしょう。

7.刃を研ぐーバランスの取れた自己最新再生の原則

第七の習慣は、最も大切な資源である自分自身に投資しようということです。

肉体的、精神的、知的、社会・情緒的という4つの側面の刃を研ぎましょう。

特に肉体的側面は社交ダンスの技術向上には欠かせないですね。筋肉、柔軟性、持久力、どれも踊る上で欠かせないものです。

精神的側面は第二の週間と似ていますが、自己リーダーシップを発揮することです。社交ダンスの目的を明確にしながら練習し続けられると、ブレることなくリーダーシップを発揮できるでしょう。瞑想などが推奨されています。

知的側面の刃を研ぐ方法の一つは本を読むことです。この「7つの習慣」はダンスとは全く関係のない本ですが、考え方を少し変えるだけで学びの幅が広がります。

社会的・情緒的側面は他の人と接することで表現されます。競技ダンスの場合だとパートナーや師匠、観客、審査員などいろんな人との関わりの中で行われています。最も親しいダンスパートナーとの信頼関係を築いていきましょう。

これら4つの側面を最新再生し「7つの習慣」を身につると、社交ダンス力が向上すること間違いなしです。

「7つの習慣」に社交ダンスを学ぶ:まとめ

いかがでしたか?

一見ダンスとは関係ないようですが、「7つの習慣」を読んだ後には「ダンス向上の助けになること間違いない!」と感じました。

この記事を読んだあなたの社交ダンス上達に少しでも役立てれば幸いです。

念のため断っておきますが、ダンスの技術については書かれていませんよ。

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