社交ダンスの向上にいつも激しい練習を重ねても、なかなか上達していることを感じなかったり、競技会での成績が向上しなかったりすることもあるのではないでしょうか。
悩みますよね?
そんなときは1度ダンスの基礎を見直してみてはいかがでしょうか。
社交ダンスや競技ダンスだけに限らず、スポーツの世界では基礎・基本の練習はもっとも重要な要素となっています。
そこで今回はプロダンサーもやっている、家でもできる基礎練習メニューを紹介したいと思います。
是非挑戦してみてください。
社交ダンスの基礎・基本
社交ダンスの良し悪しを決める大切な要素は色々ありますが、その中でも特に大切なのがシルエット(姿勢)、ムーブメント(動き)、カウント(音楽性)と言われています。
今回はこのシルエットとムーブメントについて取り上げてみます。
下位クラスの競技会で早々に敗退してしまうカップルの中には、音楽やタイミングはいいのに、姿勢や動きが悪いために自慢の音楽性が見えてこないという方々が多くいます。
競技会や発表会でよく見えるためにはシルエットとムーブメントの強化は必要不可欠と言えるでしょう。
まずは社交ダンスの基本的な立ち方を学び、体重移動を理解し、練習すれば上達間違いなしです。
練習メニュー
前置きが長くなってしまいましたが、基礎の練習メニューをご紹介しましょう。
シルエットの強化
まずシルエットを良くするために大切なのが地面からまっすぐ立てているか、です。
- 床からまっすぐ立てているか
- 頭の位置は背骨の上にあるか
- 下っ腹は引き上げられているか
- 肩はリラックスして下げられているか
- 胸は大げさに張らず引き上げられているか
- 体重はボールに感じられているか
以上のことを意識して立つだけで練習になります。立っているだけです。
これらのことを意識して体の中に「軸」ができると、社交ダンスの基本姿勢が出来上がりです。
1周間やそこらでできることではないので、毎日練習しましょう。立つだけなのでどこでもできます。
また体幹が弱かったり猫背で背中だ伸びないという方は筋トレやストレッチが必要かもしれませんね。
筋トレはサイドブリッジやプランクといったメニューが効果的ですよ。検索してみてください。
上級ダンサーの真似をして、大きなスウェイや過剰なヒップ・ムーブメントを練習することはオススメしません。むしろダンス技術が後退するおそれがあるのでやめましょう。
ムーブメントの強化
いきなり動き出す前にまずは重心の移動を感じてみましょう。
- まずは上記のことを意識して立つ
- ボールに重心を感じる
- 重心を前後左右へ移動する(つま先、ヒール、アウトサイド、インサイド)
- この時、1で作ったシルエットを崩さない
以上の4点を意識して足の裏で重心の移動を感じてみてください。
姿勢を崩さずに重心を移動するのは案外難しいですよ。また、姿勢を崩してはいけないからといって、力んで筋肉を硬直させないようにするのにも注意が必要です。
ボールルーム、ラテンアメリカンともに共通の基礎・基本となるので社交ダンスをしている方ならどなたでも練習してください。
重心がつま先を超えたら前進、かかとより後ろに行けば後退、というふうに実際に動くときにも重心の移動を常に感じましょう。
足だけで前進後退しようとせず、上体の力でライズ・アンド・フォールしようとせず、しっかりと姿勢を維持し、重心の移動を感じながら踊れるようになると競技会の結果や発表会での見栄えが一段と違ってきます。
社交ダンスの基礎練習:まとめ
ボールルームやラテンアメリカンに共通する基礎練習メニューを紹介しましたが、内容自体はそんなに難しくなさそうですね。
基礎練習自体は簡単にできるのですが、それを意識し続け、体が自然に反応するまで繰り返し練習するというのは非常に難しく、また長期的な鍛錬が必要となってきます。
また他のスポーツでも基礎練習に殆どの時間を費やしているように、社交ダンスもいきなり技術練習や踊り込みの練習に入らず、まずは基礎・基本の練習メニューを1時間位繰り返すことをおすすめします。
今回紹介したメニューならシューズやヒールをはかなくても(もちろん履いてもOKです)できるので、10分くらいやってみればいいでしょう。
練習場に行っても基礎練習をしている人はほとんど皆無なので、それをするだけでライバルたちと差をつけられること間違いなしですよ!
本格的にトレーニングしたい!という方は次の記事も参考にしてみてください。
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