社交ダンスのボールルーム部門に属する5つの種目、ワルツ、タンゴ、スロー、クイック、ヴェニーズワルツは2人の息がピッタリと合い一体感を持って軽やかに踊るイメージが有ります。
社交ダンスを初めたばかりの頃は女性とはうまく合わず、本当に2人で踊れるようになるのだろうかと不安でした。
しかし数ヶ月練習すると2人で踊るという意味ではむしろラテンの種目よりも踊りやすく感じます。
初めはピッタリくっついて邪魔で踊りにくかっのが次第にくっついていることで相手の動きを感じやすくなるのです。
この一体感は5つのコネクションを意識すると相手と呼吸を合わせやすくなります。
今回はボールルームのポジションの要、5つのコネクションをご紹介します。
ボールルームの5つのコネクションとは?
千石「まず男女は左に半歩ずれて向かい合うこと ホールドの組み方は分かるな?」
千石「上半身の接点(コネクション)は4つ 男性の右腕 手のひら 女性の肩甲骨」
千石「競技ダンスはペア競技だからな 極論 ペア感の一体感が全てだと言ってもいい」
千石「よって接続その5! 右サイドボディ!」
「ボールルームへようこそ」第2巻-P114より
千石先生の言っている5つのコネクションを詳しく言うと
- 男性の左手-女性の右手
- 男性の右サイドボディ-女性の右サイドボディ
- 男性の右手首-女性の左二の腕
- 男性の右腕-女性の左手のひら
- 男性の右手のひら-女性の肩甲骨
です。
細かく言うと人によって違う表現があるかもしれませんが、上記のように理解しておけば大丈でしょう。
コネクションを意識するときの注意点
千石先生の言っているように、特にボールルームではカップル感の一体感が全てです。
しかしこの5つのコネクションを意識するあまり、崩れないように力んでしまい逆に踊りにくくなってしまうことがあります(ボールルームの喧嘩の原因の約8割はポジションやコネクションについてです)。
コネクションはリードやフォローを感じる手助けにはなりますが、リード&フォローは体重移動を通してしなければなりません。
コネクションで直接しても自分のバランスが崩れてしまい、何も伝わらなくなってしまいます。
重要なのは自分のバランスです。自分のバランスで体重移動し、コネクションを通してリード&フォローをするようにしましょう(ボールルームでは目で見て男性の動きに合わせるビジュアルリードはありません)。
コネクションを意識しない分、力みが取れて良い踊りができますよ。
5つのコネクション:まとめ
ボールルームの種目では今回紹介した5つのコネクションは非常に重要です。
このコネクションがずれると踊りにくいし、見た目も悪く、競技会で上位に入る重要な要素の1つです。
しかしこの5つのコネクションを意識するあまり自分のバランスやポイズが崩れてしまってはいけません。
自分の踊り、コネクションの両方を意識できるとボールルームダンスは飛躍的に上達するでしょう。
今回引用させていただいたのは「ボールルームへようこそ」の第2巻です。
コメント