競技ダンスという言葉を聞き慣れない方は多いかもしれないですね。
ダンスといえば社交ダンス、ヒップホップダンス、ジャズダンス、タップダンスやフラメンコなどのほうがポピュラーではないでしょうか。
それでは競技ダンスとはどういったものなのかというと、それは社交ダンスを競技化したものです。
社交を目的にしたものが社交ダンス、それを美しさ、力強さ、スピーディーさ音楽性など総合的に評価し、順位をつけるのが競技ダンスというわけです。
社交ダンスとは
社交ダンスの主な楽しみの一つにパーティーでのダンスタイムで誰とでも自由に踊れることです。
それは社交性が必要で、ダンスを踊る時に最も必要とされるのは踊り心地のよさです。男性だとリード、女性だとフォローが上手といったりします。
そのため社交ダンスでは男性が踊りのステップや方向を示し、女性がそれを受け取りステップする、といった技術を習得しなければいけません。
競技ダンスとは
それでは競技ダンスにはどのような技術習得が大切かというと、観衆を魅了することです。
他のスポーツで例えると陸上はゴールまでのタイム、サッカーだとゴールネットを揺らした回数といったわかりやすい判断基準ですが、競技ダンスの場合はわかりやすい基準はありません。
審査員の判断基準は競技会の主催団体によって違いますが、どの競技会を見ても上位入賞者は「いい」踊りをしています。誰が見ても「いい」のです。
「いい」とは具体的に何かというと審査員によって異なる意見があるかと思います、概ね以下の様な基準を持っています。
- カップルのポジションを保っている
- 音楽を表現している
- 動きにパワー、スピードがある
- フットワークなどの基本的なテクニック
などの踊りの中での基準とその他に衣装、体つき、ヘアースタイル、フロアマナーといったことで判断されることもあり得ます。
もちろんこれらの技術を培っていく中で、社交ダンスで大事な「踊りやすさ」というものも不可欠なので競技ダンサーは踊り易さも身につけたほうが良いでしょう。
デモンストレーションは競技ダンスなのか
アマチュアの趣味ダンサーが習っている先生とパーティーで出演する発表会、デモンストレーションというものをご存知でしょうか。
この手の踊りをするならは是非、競技ダンスの踊りを目指して欲しいところです。
もちろん競っているわけではないのですが、デモンストレーションは発表会です。つまり誰かに見られています。
見ている人は当然その人の踊りを良くも悪くも評価しています。
なのでデモンストレーションを踊るときにはスピードやパワー、音楽性など競技に必要なことも学ぶと見られがいが出てくるでしょう。
競技ダンスはまさに競技会の上位を目指して鍛錬するスポーツの世界に入るので、勝負ごとが好きな方に向いているのではないでしょうか。
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