最近では社交ダンス・競技ダンスがテレビで取り上げられたり、若い世代の中でも人気が出てきています。
将来は社交ダンス教室に入社し、先生になりたいと思っている人も中にはいるのではないでしょうか。
そこで気になる社交ダンス講師の収入源をまとめてみましたので、是非ご覧になり参考にしてみてください。
収入源の大部分はダンスレッスン
社交ダンス講師を志望している方ならレッスンを受けたことがあると思いますが、ダンス教室の収入源のほとんどはレッスン代です。
そして先生たちへの給料や報酬もこの売上から支払われることになっているのですが、ダンス界のほとんどの教室では完全歩合制で額が決められています。
その割合は50%前後というのが一般的です。
例えば一人の先生の売上が60万あったとしてもその先生の収入は30万となるわけです。
人によってどう捉えるかは分かりませんが、これはかなりシビアな数字だと感じます。
なぜなら社交ダンス教室に勤務している先生は収入源のレッスン以外にも仕事をしなければならなく、また拘束時間もレッスンの有無にかかわらず営業時間中は外出がほとんど禁止されているからです。
教室のオーナーと師弟関係にあるとはいえ、なかなか厳しい世界のようです。
教室によっては固定給を支払ってくれたりしてくれるところもありますし、また月15万円保証しますと言っておきながら、1年や2年が過ぎたら保証がなくなるということもあるので面接時に確認しておいて方が良いでしょう。
また社交ダンス教室に勤務していない先生もいます。そういった先生はレッスン代を自由に決め場所代さえ払えば、売上のすべてが残り、こちらのほうが収入を多く見込めます。
お客様を自分で探さなければ稼ぎになりませんが、今時の社交ダンス教室でも新規の来店数が多いわけではないので、フリーで先生になるほうが収入は得れるでしょう。
ボーナス代わりにパーティーで収入
ダンスパーティーにはお客様の技術発表会と称してアマチュアデモンストレーション(以下アマデモ)というものが企画されています。
このパーティーはホテルの宴会会場などの大きいホールで開催されることが多いのですが、チケット代が3万前後でアマデモ出演者はチケットを4〜5枚購入、出演料5万、さらにパートナー料と言って一緒に出てくれた先生にお礼の支払いもあるのです。
このパートナー料は半分教室にもっていかれることなく全額先生の収入になります。
額の方はA〜Dで10万から5万円くらいですが、ファイナリストやチャンピオンになると2〜30万くらいする先生もいます。
パーティーでアマデモをたくさん出せば収入は大幅に増えるし、出演する分練習しなければならないのでレッスンも多くなる、パーティーシーズンは社交ダンスの先生にとって稼ぎどきなんですね。
プロフェッショナルデモンストレーションの依頼
ダンスパーティーでの締めの企画としてプロフェッショナルショータイムというものがあります。
競技ダンスでクラスが上がるほど、所属しているスタジオ以外のパーティーでのスペシャルゲストとしてショータイムの出演の依頼を受けることがよくあります。
この収入源もバカには出来ず、1種目あたり3〜6万となり、5種目踊るとかなり高額になります。
ただこれはトッププロにしかなかなか依頼が来ないので競技ダンスでの努力がかなり必要になってきます。
ちなみにこちらはリーダーやパートナーと分けることになるので全額の収入にはなりません(ドレス代の高い女性の方に多くわけられることが多いですよ)。
その他の収入
その他の収入というと競技会での賞金、グループレッスンやサークルなどの講師、たまにおひねりなんかもあったりします。
競技会の賞金だけで暮らしていこうと思ったら、かなりの努力が必要そうですね。
いかがでしたか?社交ダンスの先生が収入を得るには基本的には自分のファンとなるお客さんを獲得しなければなりません。
しかし努力次第でかなりの高収入を得られるのも現実です。
これらの収入源を参考にして、たくさん稼げるダンサーが誕生するのを楽しみにしています!
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