社交ダンスの練習場は競技会に出場していた頃はよくお世話になっていました。貸しスタなんて言っていましたね。
今でも体を動かしたいときにはお世話になることがあります。
都内にもかなり広くてきれいな練習場が増えてきましたね。
そこで気になるのがマナーです。
サークルの先輩や先生が教えてくれるならいいのですが、本当に一部の方はマナーを知らずに堂々と邪魔になっています。教えていない先輩や先生が良くないのかもしれませんね。
ここでは社交ダンス練習場でのマナーを解説しますので、みんなが気持ちよく使えるようにしっかりと守りましょう。
老害のように聞こえるかもしれませんが、お付き合いくださいませm(_ _)m
練習場で必ず守らなければならないマナー4選
1.フロアーは流れている音楽優先
社交ダンスの練習場では音楽が順番に流れます。
例えば、ワルツ→タンゴ→スロー→クイック→ヴェニーズ→チャチャ→サンバ→ルンバ→パソ→ジャイブ、そしてまたワルツに戻る、という風な感じです。スタジオによって違いますが、概ねこの順番でしょう。
曲数は2曲ずつか3曲ずつと場所によって曲数も異なります。
フロアーで練習するときは流れている音楽が最優先されます。
例えばワルツの音楽が流れているとき・・・
ワルツが流れている時にフロアーでチャチャチャを踊られると非常に邪魔です。辞めてください。
ワルツが流れている時は当然ワルツを練習する人が最優先です。
その次に優先順位が高いのはワルツ以外のボールルーム種目の練習です。
ラテン(裏種目)の練習は全く優先されません。
練習場によっては流れている音楽の優先場所とそうでない種目の場所を分けているところもあるので、練習場内の張り紙などを注意して見ておきしょう。
逆にチャチャチャの音楽が流れている時はスローの練習は邪魔になりますからね。
2.滑り止めの液体をフロアーにこぼさない
上のリンク先でも紹介したひまし油はとても便利です。滑り止め効果が抜群でシューズ(ヒール)底のふんわり感が蘇ります。
ここで注意してほしいのはこのひまし油など滑り止めの液体をフロアーに垂らしてしまうとフロアーが酷く傷んでしまいます。
薬品で傷ついたフロアーは黒ずんで見た目も悪くなり、修理も大変だそうです。
滑り止めはシューズやヒールの底につけて使うようにしましょう。
フロアーに直接垂らすのはダメですよ。
3.LODを守る
LOD(line of dance)は社交ダンスを踊る上でフロアーの進む方向を示したラインのことです。
フロアを上の図のように6分割したとしたら①→②→③→④→⑤→⑥→①と進み、ダンスを踊る時は反時計回りに踊りましょう、ということです。
みんなでこのように決めておけば基本的には衝突しないですよね。
反対に進むと正面衝突してしまい危険です。
ぶつかると怪我をしてしまうので、このLODのルールは必ず守りましょう。
4.ぶつかったら謝ろう
当たり前です。
どっちがLODを守っていなかったとかではなく、ぶつかったらお互い謝りましょう。
たまに睨まれてチビリそうになります。
5.カップルとシャドーだとカップルが優先
これは競技ダンサーの方も知らない方が多いと思います。
練習場でカップルとシャドーだとカップル練習のほうが優先されます。
シャドー練習は自分が思っているよりも周りが見えていません。
もちろんシャドー練習をしてはいけないのではありません、少し周りに注意してください。
そして音楽が最優先なのでタンゴが流れている場合・・・シャドーのタンゴ練習とカップルのワルツ練習だとシャドーのタンゴ練習のほうが優先です。
ぶつかりそうになった場合は優先順位の低いほうが積極的に避けてくださいね。
社交ダンスの練習場マナー:まとめ
最後にまとめておきましょう。
- 流れている音楽が最優先
- 滑り止めの液体をフロアーに垂らさない
- LODを守る
- ぶつかったら謝る
- カップルとシャドーはカップルが優先
以上が、基本的にどこで練習しても守らなければならないマナーです。
場所によってはビデオ撮影を禁止!など独自のルールを設けているところもあります。
練習場内にはお知らせなどと一緒に注意事項も掲示していますので、よく読みましょう。
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